前置き
無断転載対策としてLightroomの透かし機能を使っている。どこを切り取られてもわかるような透かしをつくってこれでOKと思ったのだけど、問題が。
その透かしはEOS 5D IVで撮った写真にあうようつくったのだけど、EOS M3の写真に透かしを適用したらうまくはまらなかった。
なぜか。ふたつのカメラではアスペクト比が違っていたからだ。
透かし画像は入れたい。
透かしを中央だけにすればアスペクト比に関係なく埋め込むことが可能だ。でも四隅にも印を入れたい。そのためにはアスペクト比率を揃えておかないと。
本題
使っているカメラは
- CANON EOS 5D IV
- CANON EOS 6D
- CANON EOS 7D II
- CANON EOS Kiss M
- CANON EOS Kiss X7
- CANON EOS M3
である。
それぞれのカメラで設定できるアスペクト比を調べてみた。
EOS 5D4のアスペクト比
映像素子アスペクト比 3:2
- 3:2
- 1:1
- 4:3
- 16:9
EOS 6D(無印) のアスペクト比
映像素子アスペクト比 3:2
- 3:2
- 4:3
- 16:9
- 1:1
EOS M3のアスペクト比
映像素子アスペクト比 3:2
- 3:2
- 1:1
- 4:3
- 16:9
結論
すべてのカメラをまだ調べきってはいないが、いまのところアスペクト比に関する仕様は共通で差異はないようだ。
映像素子は3:2なのでセンサーに届いた光を零すことなく使い切るなら「3:2」にしておくのが無駄がない。
が、3:2だと横に長過ぎるという意見もある。そんなときは4:3のほうがいいのかもしれない(両サイドが少しカットされる)
作品作りといったこだわりのある場を除けば、どちらがいいかは決めの問題。揃えてしまうのがよさそう。
ただ、デジタル一眼レフとミラーレスではアスペクト比の変更における撮影時の見え方が若干異なる。ミレーレスのように液晶画面に写す場合は設定したアスペクト比が適用された状態で写るので「見たままが写る」のだが、一眼レフはそうならない。ファインダーには映像素子に届く映像そのものがうつるからだ。なのでファインダーをのぞいてOKとおもってシャッターを切っても4:3アスペクト比の写真として見たときに欠けてしまうかもしれない。どれくらい欠けるかを想像してシャッターを切るのは少々難儀である。ライブビューを使えば解決はするが、ブレ防止の安定性の観点からすればやはりファインダーで撮りたいところ。
調べて書き出してみると、意外な結論にたどり着いてしまった。
一眼レフはよほどの意図がなければ3:2がいい
ミラーレスは好みに応じてアスペクト比を変えたらいい
一眼レフとミラーレス、両者でアスペクト比が違うことは起こりうる 統一しようとすることに無理がある Lightroomでの透かし入れで一括まとめては諦めるよりほかない
メタデータを用いたカメラ機種名による絞り込みをすればやりようはある。
が、これはあくまで自分がその作業をする場合の話。面倒さは残るので人に任せているときに、そこをお願いするのは酷だ。
アスペクト比の混在する写真への透かし入れ問題は・・・解決に至らなかった・・・
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