茨城県小美玉市にある茨城空港(百里飛行場)へ飛行機を撮りに行ってきました。
羽田空港と違って、茨城空港はとってもコンパクト。飛行機の種類も発着便数も少ないけど、その分1機をじっくりと眺めていられます。
飛行機ウォッチングの観点で茨城空港の良いところは搭乗橋の無いオープンスポットであることです。ほかの空港で展望デッキから飛行機を見ようとして、お目当ての飛行機周辺がゴチャゴチャしていて見づらいなぁと思ったことありませんか?機体全体が見えるのは離陸のときだけ…なんてことも。
でも茨城空港は違います。
展望デッキから飛行機を見るのにジャマになるものが一切ないんです!羽田空港とは違った感動がありました。茨城空港の飛行機ウォッチングもいいもんですよ。
ということで茨城空港を紹介します。
茨城空港とは
「全国空港ウォッチングガイド(イカロス出版)」から抜粋。
茨城空港は航空自衛隊百里基地を民間共用化した国内98番目の空港として2010年3月11日に開港した。
ターミナルビルの南には戦闘機が置かれた公園が整備されているほか、ターミナルの屋上には展望デッキも整備されている。以前は基地側が見えないよう、デッキのガラスは特殊加工が施されていたが、現在は航空機を充分に見学できるよう、通常のガラスに改修されている。
引用元:全国空港ウォッチングガイド(イカロス出版) 93ページ
【ICAO/IATAコード】RJAH/IBR
【空港種別】共用空港
【設置責任者】防衛省
【所在地】茨城県小美玉市
【標点】N36° 10’54″E140° 24’53”
【面積】460ha
【標高】32.6m
【運用時間】9:30〜21:00
【滑走路】A滑走路:2,700m×45m(03R/21L)
B滑走路:2,700m×45m(03L/21R)
展望デッキは無料で開放されています。
2013年に放送された、航空自衛隊の広報室を舞台にしたドラマ「空飛ぶ広報室」のロケ地でもありました。戦闘機も離着陸するため、これらを見たい・撮りたい人たちも茨城空港にやってくるみたいですよ。
茨城空港からは
- 国外は上海。
- 国内は那覇・福岡・神戸・札幌。
の5路線が運行しています。
飛行機の撮影機材
この日飛行機を撮るのに使った機材はこちら。
- CANON EOS 6D(初代) + EF24-70mm F4L IS USM
- Nikon D5600 + AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
- よしみカメラ 忍者レフ
- 双眼鏡 アトレックライトBR 6×30WP ポロプリズム式 6×30WP
広角は6D、望遠はD5600を選択。
…両刀使いの理由?
いままでCanon一筋だったんですけどね。仕事でちょこっとNikonさんの案件に関わることになったんですよ(自分が撮影するわけではない)。とは言え、使ったことないなんて言えないじゃないですか。だからお勉強のためにNikonのカメラを買ったんです(お勉強のためですよ)。買ったら撮って慣れないとね。好きなもの撮るのに使えばちっとは上達するでしょう。両方使えたら楽しそうだしね。それだけっ。
反射写りも怖くない。これさえあればガラスの向こう側の飛行機”のみ”をきれいに写してくれるんですよ。忍者レフは飛行機撮影するなら忘れてはならないマストアイテムです。
空港では双眼鏡もあると便利。
こいつを持っておくと空港でとーーーっても役立つことを前回の羽田空港ヒコーキ撮影デビュー戦で実感したので今回も持ってきました。カメラのファインダーは撮りたいものを見つけてから覗けばよろしい。遠くになにがあるかを確認したり撮りたいものを探すなら、軽くて取り回しも良い双眼鏡の方がラクなんですよ♪
茨城空港 展望デッキへ
茨城空港の展望デッキは2階にあります。
国内線(左側)と国際線(右側)の間にあるエレベーターやエスカレータを利用して向かいます。
展望デッキでは脚立や椅子は利用禁止
展望デッキにこんな内容の張り紙がありました。
もう少し高さが欲しい。脚立さえあればもっとカッコよく撮れるのに…。
と思う場面は多々あります。
でも脚立には危険性がありますよね。気を抜いて転がり落ちでもしたら、自分だけじゃなくほかのお客さんも巻き込んでしまう可能性だって十分あります。理由があって禁止されています。ルールの中で楽しく撮らせてもらいましょう。
ガラスのすぐ向こうに飛行機が スカイマーク2機がスポットで待機中 タラップがガルパン仕様
ターミナルビルから屋外の展望デッキに出てみてビックリしたわ!
飛行機、近っ!
飛行機、でかっ!
展望デッキの全体感としてはこんな感じです(↑)。
ガラス窓のすぐ向こう側に飛行機がいるのです。この圧倒的近さ。伝わりますか?
ちなみに広角側で引いて撮ったのがこちら。
”2機”しか(どちらもスカイマーク)いません。
羽田空港とはあまりにも違うので拍子抜けしてしまいました。羽田空港だとぼーっとしている間にもビュンビュンと離陸していましたが、ここではまるで飛び立つ気配なし。そもそも乗客の乗り込みすら始まってないようだし…。でもここにいるとだんだんわかってきます。こののんびりした感じ、悪くないです。
飛び立つまでヒマだなぁ。
ということで、双眼鏡を取り出して飛行機観察。
あ・・あれは・・・!!
タラップがガルパン仕様。
さすが茨城県。大洗から遠く離れた小美玉でもガルパンを活用するとは。スカイマークもやりますね。2017年12月から公開されている「劇場版 ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」のPRも兼ねているようです。
描かれているキャラクターは6名+α。
西住殿がスカイマークのツアコン役を務め、続く5名が観光客といったところでしょうか。6人目になぜ山郷あゆみかと言うと茨城空港のある小美玉市出身だからのようですね。
助手席とタラップ内部それぞれの側面にはボコの姿。凝ってる。
もう1機もタラップが接続されていましたが、こちらはガルパン仕様ではありませんでした。どちらのタラップになるかは運次第なのかな。
さてさて。
ガルパンタラップでテンションUP。離陸前に撮れるだけ撮っておこうと色々な角度から飛行機をもっと撮ってみましたよ。
トーイングカーに頼らず自力で滑走路へ、そして離陸!
ガルパンタラップ スカイマーク機のすべての乗客が乗り込んだようです。
タラップ車は飛行機から離れ走り去っていきます。
なんと!
ガルパンタラップ、反対側は降りるバージョンになってました。色もピンクから緑に変わってます。芸が細かいですねぇ。
タラップ車が居なくなって、飛行機の全体像がしっかり見えるようになりましたよ。
スカイマークのロゴが全部見えていい感じ。
あとはトーイングカーに滑走路まで連れて行ってもらうのみ!
…
……
羽田ではそうなのですが、ここ茨城空港は違います。だれも連れて行ってなんかくれないんです。
地面に描かれた白線に沿ってゆっくりと進みます。
よいしょよいしょって声が聞こえてきそうなスピードで。
ここでも空港の人たちが飛行機を見送って手を振ってました。
安全に行ってこいよって声が聞こえてきそうです。距離が近い分、手を振っている人の思いを強く感じますね。
滑走路の端っこまで、よいしょよいしょ。
…
……
…
滑走路の端っこまで進んだたら、今度は180度ターンです。器用にくるっと転回してみせました。これでようやく準備完了!ですね。
滑走路を駆け抜けて飛び立っていきました。
その間に、見た飛行機は2機(どちらもスカイマーク)、離陸した飛行機は1機、着陸した飛行機は0機でした。羽田と比べるとやはり少ないですね。とは言えもっと長く居れば収穫はもっとあったとハズ。この日は大洗に行く用事があったため早々に立ち去ってしまいましたが…
今度来たら一日じっくりと過ごしてみようかなと思います。
屋根あり、ベンチあり、自販機あり、ガルパンウェルカムボードあり
最後に展望デッキの様子を紹介して終わりにします。
ご覧の通り屋根があります。雨が降っても大丈夫。ベンチがあるので座って眺めたい人もご安心を。
出入り口に段差があるのですが、スロープがあるので車椅子でも心配いりません。
ドリンクとアイスの自販機がありますよ。
飛行機ウォッチング、飛行機撮影の長期戦の強い味方ですね。
展望デッキにはふたつのウェルカムボードがあります。
当日の日付が入っていて、来港記念の写真撮影に使えます。
ひとつはハッスル黄門さん(さま?)。
とのこと。
Twitterもやってるみたいなので、記念撮影したら写真をリプってあげたら喜ぶかもしれません。
ハッスル黄門(@hustlekomon)
もうひとつはガルパン うさぎさんチーム。
なぜうさぎさんチームが?
といえば、ガルパンタラップと同じ理由のようです。
茨城空港のある小美玉市出身の山郷あゆみがうさぎさんチームだからです。
茨城空港を訪れた際には記念に撮ってみてはいかがでしょうか。
おしまい
ということで茨城空港の紹介でした!
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