超望遠レンズでいろいろ撮ってみようシリーズ。
先日購入した「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」でいろいろと撮ってみたくなって手頃な場所を考えてみた結果、初詣も兼ねて近所の神社へ行くことにしました。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
レンズ構成枚数 | 14群20枚 |
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画角 (35mm判) | 16.4° – 4.1° |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 280cm |
最大撮影倍率 | 1:4.9 |
フィルターサイズ | φ95mm |
最大径 × 長さ | φ105mm × 260.1mm |
質量 | 1,930g(ラバー装着時:1,830g) |
前玉神社
埼玉県行田市大字埼玉字宮前5450
お参りをすませた帰り道。参道にいる狛犬を撮ってみました。
1/640 f6.3 ISO5000 562mm
横を向いた狛犬をパシャリ。
後ろには参道や鳥居があるのですが、それらの存在がまったくわからないほどボケています。メインの被写体の狛犬だけがくっきりと浮かび上がってくれてますね。
超望遠レンズ、面白い!
アングルを変えてもう1枚。
同じ狛犬を正面(やや右側から)から撮ってみました。
1/640 f6.3 ISO2500 531mm
背景の茶色がちょっと気になりますね…
背景がボケて色の印象だけになってしまうためかどんな色を背景にしたいかを、超望遠レンズでは考えてあげる必要があるなと感じました。
ということで少しだけ自分が動いてみてもう1枚
1/500 f6.3 ISO2000 516mm
背景色が茶色から白と緑に変わってスッキリした印象に。
そんなに動いていません。ほんの1歩動いて少し向きを変えただけです。これだけでこうも印象が変わるとは、超望遠レンズの世界はいつものレンズとはまったく違った感覚が必要なんだなと実感しました。
さいごに感度について気づいたことをまとめておこうかな。
このレンズのF値は「F5-6.3」です。決して明るくはありません。600mmのテレ端で撮影するときには6.3まであがってしまいます。
手ブレしないために必要なシャッタースピードは一般的に「1 / (焦点距離)」といわれています。600mmで撮影するときのシャッタースピードは最低でも「1 / 600秒」必要、ということですね(手ぶれ補正が付いているのでもう少し遅くても平気だと思いますが)
今回撮影した写真のシャッタースピードを見返してみたところ
1 / 640
1 / 640
1 / 500
でした。
それらの写真の感度(ISO)もあわせて見てみると
5000
2500
2000
でした。
撮影時間は16時。冬の16時はかなり暗いです。感度があがってしまうのも仕方ありません。
ただあんまり感度あげたくないですよね。
対応策としては
- シャッタースピードを下げる
- 明るい環境で撮影する
のどちらかしかありません。
シャッタースピードを下げる(速くする)といっても今回のシャッタースピードが限界ギリギリです。レンズも(超望遠レンズたちのなかでは軽いほうだとはいえ)これ以上は手持ちでは無理。三脚や一脚を使う必要がありそうです。機動性が落ちること、そうした機材を使える環境であることが大前提になることを鑑みると、なかなか難しいなという印象。
明るい環境で撮影する方法として
- ストロボを炊く
- 明るい時間帯に撮影する
が考えられます。
どちらの方法も「シャッタースピードを下げる」の対応方法に比べたらやりやすいかな、と。
次回の撮影に活かしたいなと思います。
超望遠レンズの撮影もっともっと楽しんでいきたいな。
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