サイド光の影が強すぎるので柔らかくしたいなと前から思ってました。おうちのブツ撮り環境をレベルアップさせるために、すのこと障子紙で簡易ディフューザーをつくってみました。
サイド光の影が強く出てしまうのが悩みだったのですが、簡易ディフューザーを間に挟んだら、影が柔らかくなりました。
材料はホームセンターで1,000円ほどで揃います。
作業時間も10分程度とお手軽。
なかなかいいものができました。
簡易ディフューザーの材料
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カインズホームでそろえました。
- 障子紙(700円位)
- すのこ(200円位)
- 木工用ボンド(持ってた)
すのこはミニサイズ(幅160mm × 奥行320mm)のものです。
今回つくったディフューザーは試作も兼ねていました。本当はもっと大きなサイズのディフューザーがほしかったのですが、いきなり大きいのをつくってうまくいく自信がなかったので、まずは小さいサイズで挑戦…ということです。
▼ 参考 (今回買ったカインズ商品のリンク)
簡易ディフューザー製作につかった道具
- マイナスドライバー
- とんかち
- ヤスリ
- カッター
- カッティングマット
簡易ディフューザーの製作手順
すのこをバラす(中央2本を外す)
今回購入したすのこは2枚組でした。
内1枚だけ使います(もう1枚はまた別の機会に)
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釘やタッカーとボンドで固定されているすのこ(今回購入したすのこはこのタイプでした)は簡単に解体できます。板と角材の接着面に、マイナスドライバーを斜めに差し込んで、とんかちでトントンしてやれば次第に外れます。
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今回つかったマイナスドライバーは幅の狭いものでした。幅が狭いと板を剥がすために食い込ませる回数が多くて大変でした。幅の広いマイナスドライバーを使ったほうが良さそうです(ふだん使う機会が少なく100均で揃えればいいやと軽視しがちなマイナスドライバーですが、すのこ解体には必須アイテムと気づいたので、いいマイナスドライバーを揃えようと思います)
慣れてくるとだんだん剥がし方が雑になってきまして。力任せにトンカチを打ち込んだらバキバキと音が鳴りひどい有様に。チカラの掛け方には気をつけたい。
軽くヤスリをかける
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- わたしの買ったすのこがボンドで強力に固定されていた(ように思う)
- 剥がし方が雑だった
せいか、思いの外ボロボロになってしまいました…。このあと障子紙を張って見えなくなってしまうのでそこまで気にすることもないのですが、精神衛生上よろしくないので、軽くヤスリをかけておきます。
障子紙をすのこサイズにカットする
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障子紙をすのこサイズにカットします。
ピッタリサイズではなく、ひとまわり大きめにカットすると後で楽です。
ボンドで接着する
すのこに障子紙を貼り付けます。このときポイントがあります。それは一気に2辺まとめてくっつけようとしないこと。まず1辺。乾いたらもう1辺。
2辺目を接着するとき、1辺目が接着されているので、障子紙をピチッと張らせて貼り付けることができます。
ボンドの接着は2度に分けて行うのがおすすめ。
余った障子紙をカットする
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ペーパーナイフを使ってカットしました。
完成した簡易ディフューザー
完成した簡易ディフューザーの姿がこちら。
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見た目はしょぼいですね…。
でも、そこそこ機能しますよ。
簡易ディフューザーを設置した撮影環境
早速簡易ディフューザーを使ってみます。
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実際の撮影環境(真俯瞰図)はこんな感じ。
サイド光(やや斜め後ろから)です。
影が濃くでてしまうため、ライトと被写体の距離をもっと離したいところですが、テーブルのスペースにも限りがあるため限界があります。
こんな環境でもきれいに撮れたらいいなぁと思ってたんです。
ディフューザーでどう変わるかな?
簡易ディフューザーを使って撮ってみた(なしとの比較)
簡易ディフューザーがあるとどう写真に違いがでるか。
を確認してみました。
まずはディフューザー無しの場合。
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影が強く出ています。
また頭に光が強くあたりすぎています。
つぎはディフューザーありの場合です。
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影が限りなく抑えられています。
また頭にあたっていた光も抑えられ穏やかな印象です。
改めて見比べてみましょう。
ディフューザー(なし) ディフューザー(あり)
ずいぶんと違います。
ディフューザーとしての効果がでてるのではないでしょうか。
1,000円ちょっとで自作できた、簡易ディフューザー。
なかなかの出来に満足です。
いい感じにつくれることがわかったので、障子紙も余っていることだし、大きいすのこでもディフューザーもつくろう。
余談:自立式改造計画
つくってみて改善すべき事項も見つかりました。いまのままでは自立しません。すのこから外した2本の木をうまく支えにして立たせていましたが、バランスを取らせて立たせているので、やや心もとない状況です。
2本の木をほどよい長さでカットし、蝶番でつないでしまえば、自立させることができそうです。
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あとで改造しようっと。
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